デザイナーがクライアントから OKをいただくと、デザインに応じてカメラマンが撮影し、写植指定したものをオペレーターが印画紙に打ち込みます。また、写真は紙焼き専門職の方に依頼。それらを合わせて最終レイアウトを行い、CMYKでの色指定や切り抜き・罫線のアタリなども合わせて指示し、版下専門職の方に渡します。
その後、フイルム・製版などを経て色校正が上がりますから、そのチェックをデザイナーも行います。
印刷営業の方も今でいうディレクター的な仕事をされていました。
多くの専門職の方とお互いに敬意を払いレベルを上げる努力をして、ひとつの印刷物ができていた時代です。
商品企画会議で決定した商品を絵コンテにしていきます。コーディネイト・モデル・撮影場所・日時を決めます。
衣料カタログの場合、春夏号は日本で冬に制作しました。クリスマスの時期にGUAMまで飛んで夏物のロケです。
デザイナーは写植や写真の紙焼きを専門職の方に手配し、レイアウトします。それを版下専門部門に渡し、色校正が上がると工場にチェックに行きました。
デザイナーの道具は高くてもロットリングくらいでした。その後、デザインスコープが登場しどんどん便利で高価に。
どんどんデザイナーのツールも高額になっていきます。コピー機を個人所有できるなんて。当時、コピーの事を「ゼロックスする」と言ってた。
写植ゲージと書体見本帳。レイアウトしたスペースにぴったり収めるのが当たり前。文字数を数え、計算の日々。
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